cranehilldisplay について

大好きなミニチュアモデルを身近に置くことは とても楽しいことです。 このモデルを実体感のある地面、道路、 情景の中に置いてあげれば 何倍ものイメージのふくらみと臨場感を 味わうことが出来るでしょう。 クレインヒルディスプレーは、 模型をより実感的に飾るための ジオラマ・情景模型を製作しています。

詰所(3)木製羽目板

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前回は羽目板の木質感を線図と塗装によって表現しようとしましたが、ここではその図面に天然木薄板シートを細く切って試しに 貼って見たいと思います。
木の種類、大きさ、いろいろありますが、今回はパーチホワイトのハガキサイズを使用しました。
このシートにはインクジェットプリンターで印刷OKということですので、いろいろ木質表現の可能性は広がると思います。
写真の(A)は購入状態の木肌、(B)は水性アクリル絵の具を薄めて塗装した状態です。
上の写真のものは現在販売店が 見当たりません。私は使ったことがありませんが参考のためこのページをあげておきます。(2014. 4. 14)

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これは(B)の拡大写真になります。

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細切りの幅は3mmにして1mmを重ねながら貼っていきました。
接着剤は木工ボンドを使いましたが、両面テープでも良いです。

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仕上がりは、こんな感じになりました。

詰所(2)窓枠

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中にLEDをいれ窓からもれる灯りを楽しむことは、ジオラマストラクチャーの定番となりつつあります。
市販されているキットなどでは、窓枠はパーツとしてセットされている場合がほとんどで問題はないのですが、自作の場合は別に購入しなければなりません。
ここでは、購入品のような精密さはないものの、なんとか代用できそうな窓枠を作って見たいと思います。

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まず図面の上にトレーシングペーパーを乗せ、窓の外枠と棧を写し取ります。

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筆記用具はマジックインキ・マーカー・サインペンなどを使用します。

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このトレーシングペーパーを原稿にして、OHPフィルムにコピーします。
私はレーザープリンターでコピーしましたが、OHPフィルムとコピー機の組み合わせは いろいろあるようですので、フィルムの説明書にしたがって試してみてください。
この写真は、コピーした面をタミヤウエザリングマスター(A)セットを使って ウエザリングしているところです。

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厚紙(白ボール紙)などにコピーした紙を貼ります。 ノリはヤマト糊を水で薄めて使いました。
薄め方は糊1に対して水2~3位です。 このとき厚紙の方も濡れタオルなどで拭いて裏表共湿らせておきます。
ノリが乾燥しましたら、板張りの部分を薄く塗装して乾かし、オレンジ枠をカッターナイフで切り抜いてください。
裏にコピーしたOHPシートを必要な大きさにきって、ボンド・ウルトラ多用途接着剤で貼りました。
窓穴オレンジ色の枠(a)と、窓縦棧(b)を両面テープの裏紙を剥がして貼ります。

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この細切りの厚紙は、切断前に裏側に両面テープを貼っておきます。

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塗装も先に済ませておきます。

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細切り厚紙は貼り終わったあと全体の様子を見ながら、色の調整をします。

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家の外壁、前後左右4枚が完成しました。 4スミを角材で補強して木工ボンドなどで組み立ててゆきます。
そのうちの一枚に木の紙の細切りを貼って羽目板(A)を試作して見ました。

詰所(1)完成写真・原稿

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紙でモデルを作る代表的なものが、 厚紙に印刷をして表面の質感を出し、各パーツの輪郭に のり代をつけて、組み立てるものだと思います。
そのため紙を山折、谷折などに折り曲げる必要があり、紙の厚さもハガキ位の厚みのものです。
ここでは紙厚をもう少し厚くして、窓、窓枠などの凹凸感を付け、角部の接着には内側に角材を入れて補強し、内部の電気(LED)照明にも対応できる、紙製ストラクチュアーを作ります。
その構成は、作りたい建物の図面を書き、必要な場所に羽目板などの質感を貼り込んでコピーし、これを厚紙に貼り、塗装して組み立ます。

この作り方の利点
1・・・原稿をコピーするので、拡大縮小により完成品の大きさを
自由に変えることが出来ます。
2・・・外観の色はご自分で決められます。
3・・・最初の大きさより、短くしたりすることが 簡単に出来ます。

欠点としては・・・羽目板、窓、戸、屋根などに凹凸感がないこと、塗装は質感パターンが隠れない程度に、ごく薄くしか塗れないことなどです。

今回の塗装はセラムコート(水性アクリル絵の具) を使用しています。
ただし、このページ最後でご説明しますが、プリンターのインクによっては使用不可の場合があります。

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この写真は右側面です。 写真左側に紙製雨樋が付いていますが、右側は付いていない状態です。

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屋根をトタン板パターンに乗せ変えて撮影しました。
左側面の羽目板は実際の木を薄くスライスして作った「樹の紙」というものを細く切断し、塗装して貼り重ねていますが、右側はコピーパターンです。

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各パターンの例です。
A・・トタン屋根、  B・・瓦屋根、   CDEF・・サイディングパターン
それぞれA5位の大きさの物を使用場所にあわせてカットして図面にテープで貼り原稿をつくります。

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窓や引き戸はトレーシングペーパーに墨で手書きしました(大昔しのことです^^)
これもコピーして必要な場所に貼りますが、この時は内部照明を考えていませんでしたので、黒ガラスにしています 。

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それぞれの壁面の中に、各パターンを貼り込んで原稿をつくります。
原稿は少し大きめに作り、コピーするときに縮小すると、細密感が出ます。

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これが普通のコピー用紙にコピーされた状態の写真で、全体が少しグレーに見えますが、実際は真っ白ですので白壁はそのまま使えます。
壁面の羽目板や窓も写真などを加工して作ることは出来ますが、そこをあえてフリーハンドの手書きにしたり、ご自分で色を塗ったりするのも良いものだと思います。
コピーまたはプリンター出力のインク(トナー)がそれぞれ機材により異なります。
そのため後で着色する塗料の溶剤によっては線図が溶けて滲んでしまうことがありますので、あらかじめテストしてみてください。

詰所 図面データ(PDF)

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L7513a_0001 (PDF)

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L7513b_0001 (PDF)

これをプリンターでハガキ厚の紙に出力してください。
中央の目盛り100mmを測って、100mmでしたらOKです。
このときの詰所の縮尺は 約1/87 になります 。 内部の補強や窓上の
ヒサシなどはパーツとして書いていませんので 、追加してください。

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岩の表面を作る

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昔試作した岩肌のテストピースが出てきましたのでご紹介します。
製作過程の写真はありませんので、説明のみとなります。

このテストピースはレンガ位の大きさの発泡スチロール板を使用して、全面を切り崩し 凹凸を付けて表面に木工ボンドを塗り、砂をかけて乾燥させました。
乾燥後はカリカリの硬い表面になりますので、次に水を、霧吹きでかけるか 筆で塗り、上から石膏を振りかけます 。(写真右半分)

振りかける方法は、手袋をした手の平に乗せてかけても良いし カレースプーンなどで振りかけても良いです。 水分に触れず硬化しなかった石膏は、硬化後 固めの刷毛などで払い落とします。
下にある水分量は地肌の凹凸部分によって違いますので、その水を吸い込んで固まる石膏量も場所によって違ってきます。
この一連の作業はマスクをかけたほうが良いです。

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成り行き任せですが、それが味を出してくれることがありますので適当に作業を進めます。
乾燥後形を変えたい場合や、トンネルなどの穴を開けたい時は、カッターナイフなどで簡単に加工出来ます。
右半分に石膏をかけたのは、左側の部分を別の実験に使うためでしたので特別な意味はありません。

片手で持てるようなジオラマでしたら、立てにしたり横にしたりしながら石膏を振りかけることが出来ますが、レイアウトなどではそうもいきませんので、先に山や崖をパーツとして作って置いて、後から組み込んだほうが良いです。

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振りかけた石膏が乾燥後、塗装した状態が上の写真です。
この場合の石膏の厚みは、2~5mm程度ですので、あまり水分を吸い込んでくれません。
薄い絵の具を何度も塗り重ねるよりは、ある程度色を決めて塗り、凹みに流れ込んだ絵の具をティッシュペーパーなどで吸い取ることにより、濃淡を付けるようにします。

Nアーノルドカプラー解放器(その4)

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径1mmの銅線を 折り曲げ、先端より18mmのところをマークしてください。

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ラジオペンチなどで挟んで、左右に広げるように折り曲げます。

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U字部分のアームを線径分開いて、平らにし上の写真のような形に曲げます。
道床に取り付けてから微調整をしますので、大体の形で良いです。

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アームの先端(a)を(c)の穴に入れて軸(b)を矢印の先に嵌めこむと、アーム先端(a)が(d)の穴から少しのぞく形になります。
1mm厚ヒノキ角材3ケ所を瞬間接着剤で取り付け、軸受を作ります。

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これを裏返して写真のように置き、手前のレバーを折り曲げます。
寸法は参考寸法ですので、実際の動きを見ながら曲げてください。
レバーを2mm押し下げて先端が床に当たった時、アーム中央部分が1mm上がる感じになれば良いと思います。
調整が終わりましたらアーム中央部分に幅4mm長さ15mmぐらいのプラ板や不要なパッケージの塩ビ板(厚さ0.3mm位)を曲げ癖を付けて接着します。
私は瞬間接着剤を使いましたが、他のものでもOKです。
実際にカプラーを解放してみて動作がうまく行くようでしたら、この上の写真のアーム軸受に取り付けた1mm厚ヒノキ角材3ケ所の上にプラ板などを貼って、蓋をして完成です。

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線路真横から見たアーム部分、約1mm突出した様子です。

Nアーノルドカプラー解放器(その3)

道床へ追加工
レールはNゲージ・トミックスレールを使用121205a
道床の裏側で突起などのない部分を選んで、径3mmの穴(a,b)を明けて・・・

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径3mmのドリルで斜め45度ぐらいに、穴を向かい合わせにさらいます。
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左側の穴の、写真の位置 道床側面に・・・

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道床を裏返して、内側から c,c’ 穴-径1.5mmを明けます。
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穴あけ後、上部を切り取りU字穴にします。

Nアーノルドカプラー解放器(その2)

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従来の、カプラーを解放するための突起を切断します。

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カプラーに0.5~0.6mm径の穴をあけます。

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明けた穴に0.5mm径の黄銅線を、瞬間接着剤を付けて差し込み、

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写真のような形に成形曲げを行います。
左駆動側はKATOのチビ凸用動力ユニット(11-103)、右従動側はマイクロエースの2軸貨車を使用しました。

Nアーノルドカプラー解放器(その1)

今回はアーノルドカプラー解放器です。
このブログで現在途中までになっている架線集電の HOnのペーパー車両は、動力車や台車に
Nゲージ用を流用しますので、これに使用しますが、もちろんNゲージにも使うことが出来ます。

概略の動作をご説明しますので、次の図面をご参照ください。
改造追加点は、各カプラーに取り付けた黄色のアーム(e)解放プレート(c)です。

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連結された車両が右から左に移動しています。
解放プレート(c)は通常線路と面一かそれ以下にセットされていますが、解放したいカプラーが近付きましたら解放プレート(c)を線路より1mmぐらい上にあげます。
今回は手動で上げ下げします。

解放プレート(c)アーム(e)が乗り上げると、その摩擦でカプラーに回転力(b)が発生し、解放されます。
次回は実際に改造をしてみたいと思います。