cranehilldisplay について

大好きなミニチュアモデルを身近に置くことは とても楽しいことです。 このモデルを実体感のある地面、道路、 情景の中に置いてあげれば 何倍ものイメージのふくらみと臨場感を 味わうことが出来るでしょう。 クレインヒルディスプレーは、 模型をより実感的に飾るための ジオラマ・情景模型を製作しています。

架線(2) 計画

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レール踏面を基準にした 全体の寸法関係は上の図のようになります。
これはHOゲージ(または16番)に関係する寸法ではありません。 あくまでも私の手持ちの機関車に対応した寸法ですのでご注意下さい。

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この架線の構造は、架線(1)と架線(2)のそれぞれ両端をU字型に曲げ、圧縮バネ(5)を介してつなぎます。
同時に架線柱ブラケットに設けた リング(3)に架線上部を左右より差し込みます。

ステー(4)は スプリング(5)の外側を巻くようにして架線を保持します。
このような構造のため 架線(1)と架線(2)は一定の張力をもってつなげられる事になり、架線の直線性が保たれます。

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この架線および架線柱を展示台(11)に取り付ける時は、架線の通る穴(14)を明けた透明アクリル側板(12)を 木ねじ(13)で展示台(11)に固定し、穴(14)に通した架線の張力を調整して外側端をL字型に折り曲げてセットします。

また展示台(11)がある程度の長さになれば、側板(12)を、カラーアクリルにしたり、鏡アクリル板(12a)にしても良いと思います。

この状態で展示車両を線路に乗せ、上より透明アクリルカバー(15)をかぶせます。

架線(1) 車輌

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大好きな電気機関車を飾る時、ぜひ取り付けたいのが架線ではないかと思います。
今から25-26年前になりますが、HOサイズの展示レイアウトを架線集電でやりたいと言うお話がありまして、架線の改良を始めました。

私は特に鉄道模型ファンと言うことでも ありませんでしたので、電気機関車のモデルを持っていませんでした。
そこでパワートラックとパンタグラフとカブースの車体を使って、上の写真のような電気機関車を作りました。

この機関車は実験中 ほんとうに良く走ってくれました。
架線集電は楽しいです。 パンタグラフと架線が上下に少しずつ動いて走る様子は、見ていて飽きることがありません。

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その後レイアウト製作のお話は保守等に問題があるとのことで 実現しませんでした。
けれど この電気機関車だけはジャンク箱に入れられる事なく、作業場の棚の隅に置かれていました。
今回は この架線の製作についてご説明すると同時に、この機関車の飾り台を製作しようと思います。

木製枕木の線路(その4) レールのスパイク打ち

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枕木を並べるために使った型紙板に、幅16.5mm幅に線(a)をケガキ、カッターナイフで切り出します。
切り出した厚紙の両側に3mm位張り出してマスキングテープかセロテープを貼り (b)部分を切り欠きます。
この位置がスパイクを打つ場所になります。

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このゲージ板の両側にレールを当て、テープで巻き込むように固定します。

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このゲージ板を枕木に乗せ切り欠いた場所にスパイクを打ちます。
これは練習ですので枕木2本おきにスパイクを打っていますが、 通常は5~6本おきぐらいで良いと思います。

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スパイクを打ち終わりましたら、静かにゲージ板を外します。

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地肌の見えている部分に、少し粒の小さいバラストを撒いて補修し、木工ボンド水溶液をかけて完成です。

木製枕木の線路(その3) スパイク打ち

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スパイクを打つための工具としてラジオペンチを使用します。
写真左のものは私が昔から使っている物、右のものは手を放すとバネにより先端が開くものです。

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このラジオペンチの先端の内側に三角ヤスリで溝を加工します。
まず先端より奥へ約4mm位の位置に、回り止めの溝を広げるようにヤスリをかけ、これに直角に溝を彫り込みます。
対面も同じように加工しますと・・・

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こんな感じになります。 先端は閉じたときV字になるように両側をスリ落としておきましょう。

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練習のため一本スパイクを打ってみます。 これは打つと言うより押し込む作業になります。 まず写真のように咥えたスパイクを、先端が枕木に触れる1mm位手前で止め・・・

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スパイクの頭を持ち替えてさらに押し込みます。 最後は先端V字溝で締めますが、スパイクの頭が枕木に平行でない場合はラジオペンチを少し回して修正しておきます。

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(a)はラジオペンチ先端部、(d)は枕木、(c)は道床 です。
(b)のレール頭を 犬釘がかわして より深くレール底部を押さえるために 少し外側に傾けた状態で押し込みます。

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また(c)の道床にラワンベニヤなどを使用した場合、芯材に硬い部分がありますと押し込むことが出来ず写真右のように曲がってしまいます。
このような場合は新しいスパイクに替えて再度押し込むか、隣の枕木に移動するとかして試してみます。

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スパイクを打つ練習はこんな感じに仕上がりました。

木製枕木の線路(その2) 枕木とバラスト

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上の写真の枕木はHO16.5mm用 、バスウッド材を使用した市販品です。
実測寸法値は、厚さ1.8mm 幅2.4mm 長さ29.8mm でした。

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これは厚さ2mmのシナ合板を、幅30mmに切って、木目方向に幅2.5mmずつカッターナイフで切断しています。
他に厚さ2mmのハードバルサを同じように切って、3種類の枕木を用意しました。

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これをステインに浸して着色します。
今回は ワシンの ミネステイン オーク色 油性を原液のまま使用しました。 ステインが行き渡ったところで、新聞紙などの上に乗せ油を切り、新聞紙を新しいものに替えて乾燥させます。
かなり臭いが強いので、外に出して置いた方が良いです。
水性ステインでも良いのですが、油性に比べて色の染込み方が少ないです。

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枕木を並べる冶具板を厚紙で作ります。 マスキングテープかセロテープの糊面を上にして両端をテープで止め、枕木を1本ずつ貼り付けます。

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下地色を塗ったベースの表面に 木工ボンドを塗り、治具板より外したテープを裏返して乗せます。

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これは枕木テープを剥がすときに、枕木の両端を押さえる道具ですが・・・

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こんな感じで使います。

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テープを剥がしましたら、全体にバラストを乗せ軽く押しつけて、余分なものをはらい落します。

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木工ボンドが完全に乾燥しましたら、当て木に巻いた#240位のサンドペーパーで、枕木表面を平らに削って 削り粉を掃除機で吸い取り・・・

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枕木の地肌に、薄く溶いたステインを塗って調子をととのえます。

木製枕木の線路(その1)

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架線を取り付ける線路を、木製の枕木にレールをスパイク(犬釘)で止めた線路にしたいと思います。
本番に先立って練習用の短い線路を作ってみましたので、その過程を見ながらご説明します。
レールは #80(高さ2.03mm) のシノハラ製フレキシブルレールのプラ枕木部分を外して使用しました。
犬釘もシノハラ製 HOナロー用 の小さい釘を使っています。

枕木は上の写真の(a,b)が自作、(c)が市販品です。

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材質は (a)バルサ、 (b)シナ合板、(c)バスウッド 寸法は 約t2x2.5x30mmです。
バスウッドについて自作する場合は こちら で販売しています角材を切断して使うと良いです。 サイズは 1.8×2.4,  2.4×2.4 があります 。
バラストは粒の大きな市販品と、それより少し粒の小さい自作のもの 2種類を使いました。

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完成した木製枕木線路に車輌を載せてみました。 こんな感じです。

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比較のためプラ製枕木を塗装した線路も作ってみました。

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これは枕木を塗装していないものです。 写真では黒に見えますが、実際はコゲ茶色です。こうして並べてみますと、木製のやわらかい手作り感、プラ製の犬釘周りの細密感、プラ製の黒に近い色の力強さ、それぞれに味わいがありますので  ご自分の展示する車輌に合わせて 選んでいただければ良いと思います。

砂浜の流木(12) 背景を取り付け・完成

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背景写真をt3mmのスチレンボードに貼り、側面厚み部分を黒に塗ってベースブロックの背面に貼りました。

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Photo by (c)Tomo.Yun  http://www.yunphoto.net
写真は こちらの画像を使わせていただきました。 夏の空にモクモクと湧上がる力強い入道雲です。

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良いところを選んで切り取り、幅を合わせて水平線を描き込みます。 今回は水平線が防風柵にほとんど隠れてしまいますので、簡単に描いておけば良いと思います。
背景なのであまり鮮やか過ぎるのも良くありません。 今回は、秋になって少しは涼しい風が吹くようになった事もあって白黒写真にしてみました。
加工はフォトショップを使用しています。
これで [砂浜の流木]  は完成です。

砂浜の流木(11) 漂着物を置く

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きれいな砂丘も良い物ですが、ここでは少し漂着物などを配置してみます。
この夏の始めに神奈川県三浦半島の海岸に遊びに行きました。 そのとき海岸に打ち上げられた海藻を拾ってきましたので、良い形の部分を選んで配置してみました。
この海藻を干す時には洗ったりしないで、砂の塊や白いコケのような物もそのまま乾燥させておきます。

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海岸には よく見ますとジオラマに使えそうな物がたくさん漂着していますので、探してみるのも楽しいです。

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落ち葉なども手で揉んで細かくしたものを、バランス良く配置し・・・

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上から木工ボンド水溶液をかけます。

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これはコスモスの枯れ葉ですが、こういう物でも配置してみますと・・・

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なにか雰囲気が出てきますね。
取り付けは木工ボンド原液を妻楊枝などで付けて、砂の上に乗せて・・・

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接着剤が乾きましたら、粘土粉を筆先に付けて 配置した漂着物の上から まぶしておきます。

砂浜の流木(10) 砂表面の仕上げ

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草の高さを剪定します。 この時ハサミは上から草の根本に向かって 差込むように入れると良いです。

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外周稜線部分の砂が接着されていないところ(A部分)に 木工ボンドを塗って砂をかけ、補修しておきます。

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今まで使用した砂は(B)の明るいグレーの砂のみでしたが、変化を付けるために 少し色の違う(C)の砂を、様子を見ながら撒いてみます。

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ここで(C)砂の撒き方がうまくいかなかった時は、少し硬めの筆などではらい落して もう一度まき直します。

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この砂を固定するのに また木工ボンド水溶液をかけます。
スプレーで全体に吹付けても良いのですが、スプレーの風で砂が移動してしまうこともありますので、瞬間接着剤用の細いノズルを取り付けて 一滴ずつ必要な場所に落しました。
細いノズルの取り付けは熱であぶって、赤いキャップにはめ込み 上からセロテープを巻いて固定します。

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ここまでの作業が終わって、乾燥した状態がこの写真です。

砂浜の流木(9) 砂の表面

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木工ボンドが乾燥しましたら 草の形を整え、中心部のスリバチ状の穴に・・・

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砂をパラパラと落とし入れます。
その他の 砂が薄い部分にもまいて全体がOKとなりましたら・・・

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木工ボンド水溶液を吹きかけます。

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全体が乾いた状態が このようになりました。