cranehilldisplay について

大好きなミニチュアモデルを身近に置くことは とても楽しいことです。 このモデルを実体感のある地面、道路、 情景の中に置いてあげれば 何倍ものイメージのふくらみと臨場感を 味わうことが出来るでしょう。 クレインヒルディスプレーは、 模型をより実感的に飾るための ジオラマ・情景模型を製作しています。

白頭鷲の止る岩(4) 岩を作る(その3)

岩の塗装
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塗料はアクリル絵の具を使用しました。
色はデルタセラムコートの
左から 02436, 02542, 02488, 02025, 02505 です。

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Photo by (c)Tomo.Yun  http://www.yunphoto.net.
塗装のための参考写真は出来れば用意しましょう。
この写真の中にはいろいろな情報がいっぱい詰まっています。

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まずデルタセラムコートのNo.02542を薄く溶いて全体に塗ります。
塗るというよりも全体に流す感じです。 表面に砂の細かい凹凸があるため ニジミが出るので思う以上にうまくいきます。 ここで一旦乾かします。

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デルタセラムコートのNo.02488, 02025を使ってニュアンスを付けます。

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砂の表面にニジんだ絵の具はティッシュを丸めて押しつけ、吸い取ることによって濃淡を付けると良いです。

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凹んだ部分にデルタセラムコートのNo.02436を流し込んで陰を付けます。

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表面にハイライトを入れて完成です。.

白頭鷲の止る岩(3) 岩を作る(その2)

 サンドシェル技法の実際
彫刻した発泡スチロールの表面を薄い砂の層で固めます。AIM01_0025_5
木工ボンド原液を約1割ぐらいの水で薄め、発泡スチロールの表面に突くようにして塗ります。
このくらいの大きさでしたら 全体を4回に分けて作業するくらいで良いでしょう。

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砂のフルイ分けで出来た一番細かい砂を使います。
市販品を使う場合はそれに近いものを選び、砂に着色されている色は薄めの色が良いです。
砂は手ですくって一気にかけます。丁寧に少しずつ撒く必要はありません。

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撒いた砂はトントンと指でたたいて払います。
木工ボンドに付いた最下層のみが乾燥してカリカリの皮膜になります。

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次に塗る木工ボンドは、境目で前の砂を掻き回してしまってもかまいません。
またその上から砂をかけます。
木工ボンドの上から砂をかけることが、この技法の基本です。
先に木工ボンドと砂を混ぜたものを塗ると、砂の重みでタレてしまいます。

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側面にハミ出した砂と木工ボンドは良く落としておきましょう。
乾いてしまってからでは取るのが大変です。
全体に砂をかけたら、一旦乾燥させます。
(木工ボンド原液またはそれに近いときは 木工ボンド水溶液よりも乾きは早いですが それでも6時間以上かかることがあります。)

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乾燥後地肌が見えているようなところは木工ボンド原液を塗り・・・
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砂をかけて補修します。

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その後全体に木工ボンド水溶液をかけますが、矢印のような穴のあるところは砂で埋めて補修しておきます。

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砂が固まった状態がこんな感じになります。

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白頭鷲の止る岩(2) 岩を作る(その1)

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材料・・・・ベニヤ板、角材、発泡スチロール、厚手の和紙、その他
ベースは70x70x4mmのベニヤ板
柱は30x14x115mmの角材

ベース板の中央より少し後に垂直に立てます。
木工ボンドを塗って底面より木ねじで止めるとしっかり固定されます。
上部は鷲を乗せますが、少し前傾姿勢を取るように傾斜を付けます。
柱30mm幅に対して前縁で3~4mm位下げます。

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ベース外形より少し大きめの発泡スチロール板に柱を通す角穴を開けます。
板の厚さは10~15mm程度

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最初の一枚は全面接着、二枚目からは柱の周りのみ接着します。
接着剤はボンド発泡スチロール用を使いました。

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下から二枚位をベニヤ板に合わせて成形します。

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上部は柱の傾斜に合わせて成形しておきます。

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発泡スチロール彫刻具を使って周りを崩して行きます。

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Photo by T.Tsuruoka
できれば作りたい岩の参考になるような写真を用意して、雰囲気を掴むようにすると良いです。

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大体崩した後は、ピンセットで地層の境目を強調するように崩しましょう。

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発泡スチロールの彫刻はこんな仕上がりになります。

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地面切断部をスチレンボードで囲みます
接着剤はボンド発泡スチロール用を使いました。
写真撮影を忘れて途中まで切断してしまいました。

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刃先を内側へ1mm位出してこれを目安に発泡スチロールのカーブに合わせてスチレンボードを切断します。
カッターナイフの刃が食い込んだときは無理をしないで、一度外してやり直すとまた軽く引けるようになります。
刃の進む方向に指などを置かないようにご注意ください。

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こんな感じに仕上がりましたが、コルクブロックと白頭鷲をおいて全体のバランスをみてみます。

側面の補強
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4角にRを付けました。
これはお好みで角のままでも良いと思います。

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スチレンボード側と和紙の両方に少し薄めた木工ボンドを塗ります。

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空気が入らないように良く密着させます。

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つなぎは背面で行いますが、紙厚の段差が出来ても良いと思います。

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各コーナーにハサミで切れ目を入れて木工ボンドを付け内側に折り曲げます。

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隙間が出来たところはもう一度木工ボンドを塗って接着しておきます。

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木工ボンドが乾くとこんな感じになります。

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裏返して段差を切り落とし・・・

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側面を切断します。

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これでベースが完成しました。
次はこの表面を薄く砂で固めて岩を作ります。

 

白頭鷲の止る岩(1) 計画

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アクセサリーの展示台として上の写真のようなものを作ります。
発泡スチロールの部分が岩になりますが、これは以前に説明しましたサンドシェル技法を使って製作します。
ベースのコルクブロックは、適当なところにピンを打って アクセサリーやメモ、写真 などを展示するスペースになります。
このブロックはコルクではなく建築柱材などを切断したものや、また合板を組み立てて箱のようにしたものでも良いと思います。

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この白頭鷲 (Bald Eagle)は大変に良く出来たモデルです。
ドイツのミニチュアモデルメーカー シュライヒの製品ですが
こちらで販売していますのでご覧ください。
コルクブロックは180x90x90mm ホームセンターなどで売っています。

白い小さな家(19) 完成・その後

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照明を落した店内でこのジオラマがどんな風に見えるのでしょうか。
たまに行くバーの店内で写真を撮らせていただきました。
マスターが 「ここはどうですか?」 と言いながらバックバーのボトルを一本移動して 場所を作ってくれました。
早速置いてみると 「おー 良いですね~」 と言うことになり、しばらく置かせていただけることになりました。
背景の上の方に月のように見えるのは、手前の青色LEDが背景の写真光沢面に反射しているも のです。
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軟らかい光が交錯する中、思った以上にブルーの光に存在感があります。

 

白い小さな家(18) 完成

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照明フード前面に簡単な説明またはジオラマのタイトルなどをプリンターで出力し、両面接着テープで貼り付けました。
天井が抜けていますので室内光があまり遮られることもなく、昼の情景はそのまま楽しめます。

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室内の照明を落してジオラマのスイッチをONにするとこんな感じになります。 思ったより青色の光が強いので少し抵抗値を大きくしたほうが良いです。
長い間お読みいただきありがとうございました。 以上で ジオラマミニ(1) 白い小さな家 は完成です。

白い小さな家(17) 照明・背景付き展示台(その3)

背景板
コルクブロックの各稜線に軽くRを付け、平面部分も簡単にサンドペーパーをかけてザラ付を落とします。
表面の見える部分に 水性色付きニスを塗り、乾いてからもう一度塗ります。  

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背景板の加工は上の写真のようになります。 現物合わせで作りましたが後日のためのメモとして寸法を書き入れ、写真に撮りました。

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照明基板の支持棒をエポキシ樹脂系接着剤で接着します。 その後照明基板のフードおよび背景板全体を塗装します。

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電池ボックスは単三 3本用ですので、4.5V~3.6V位の範囲で使うことになると思います。 LEDに流す電流を調節するための抵抗はそれぞれ異なりますので適宜決めてください。

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ジオラマに背景を付けることは、その大きさや雰囲気によっていろいろな選択肢があると思います。 このジオラマでは上部照明を支える背景板を設けましたので、似合うような写真を探してみました。
上の大きな写真の中央部分を切り抜き 大きさを合わせます。 できるだけ彩度を下げ 明るさやコントラストを調節して 左下のような背景にしました。
この後 配線逃げの切り欠きを付けて、両面接着テープで背景板に貼ります。

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白い小さな家(16)  照明・背景付き展示台(その2)

照明基板

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ジオラマの上から月明かりを照らす照明LEDを作ります。

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ここでは電気回路を組むためのユニバーサル基板を使いましたがバルサ板でもOKです。端から3列目と4列目の間をPカッターで削ります。 厚みの2/3位の深さまで削り込んだところで・・・

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折り取ります。 このときバリが出ますのでヤスリやサンドペーパーなどでスリ落として仕上げておきます。
Pカッターで2~3回削って、後は薄刃の のこぎりで切っても良いです。

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長手方向の寸法は、基板の外形のままでは長すぎるので取り付け穴の位置(穴ピッチ85mm)まで切り詰めます。
ラジオペンチやニッパーなどを使って折り取り・・・

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端面をサンドペーパーで仕上げておきます。

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下よりLEDを差し込み足を広げます。 このとき+-を注意しながら、LEDと基板の間に2mm位のスキマを開けておきます。 こうすると完成後LEDの照明方向を少しは変えることができます。作業用の台としてLEDを 落とし込む穴 を開けた板を用意して・・・

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径1mmの銅線をL字型に曲げたものを、左右にハンダ付けします。

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このL字型銅線がスペーサーになりますので、上に盛り上がったハンダはスリ落とし・・・

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その上にバルサ板 t1.5厚 でフードを作りエポキシ樹脂系接着剤で接着します。 寸法は長さを基板と同寸法で幅を約10mmとしました。

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幅12mmの前面フード板を同じように接着します。

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左右フード板を現物合わせで接着し、乾きましたらサンドペーパーで全体を仕上げます。

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LEDの表面をサンドペーパーで 擦ってスリガラスのようにし、レンズの境目の光がスジ状になるのを防ぎます。

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バルサ板の表面に溶きパテを塗って下地処理を行い、乾燥後軽くサンドペーパーをかけておきましょう。

白い小さな家(14)  展示高さ

このような小さなジオラマは、ご自分の机の上などに置くことがよくあると思います。
そのようなとき 下に置く台の高さによってジオラマの見え方はどのように変わるでしょうか。
いくつか高さの違う台に乗せ、カメラの位置を変えずに撮影してみました。
位置関係は、目の高さは机上面より約350mm  、目からジオラマまでの水平距離は450mmです。

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見え方は上の写真のようになります。
高さ0mmは台を付けず直接おきました。
この作例では 100×100x100mm のコルクブロックを 使用する予定です。**