cranehilldisplay について

大好きなミニチュアモデルを身近に置くことは とても楽しいことです。 このモデルを実体感のある地面、道路、 情景の中に置いてあげれば 何倍ものイメージのふくらみと臨場感を 味わうことが出来るでしょう。 クレインヒルディスプレーは、 模型をより実感的に飾るための ジオラマ・情景模型を製作しています。

白い小さな家(3) コルクベース

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ベース作りの材料は(1)が94x94x8mm、(2)が94x94x5mmのコルクコースターです。

.ミニジオラマ(1)の縮尺

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キットより作った木(A),(B)と完成購入品の木(C)を加え、車3種類とコルクコースターを並べて全体を検討します。
(D)は縮尺1/72 L=65mm
(E)は縮尺1/87 L=50mm
(F)は縮尺1/150 L=30mm
ミニジオラマ(1)では車をメインと考えていますので、コルクコースターの中の車展示スペースと周辺地形の作り込みバランスを考えたときに、(B) と(E)の組み合わせが自然でしょうか。
従ってミニジオラマ(1)の縮尺は1/87 (HO) にしたいと思います。

(C) と(F)の組み合わせは、なにかほのぼのとした感じがします。
(B) と(D)の組み合わせは車を強調出来て良いのですが、人形などの入手が難しいなどの問題があります。

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これからの作業は、上の写真のようになります。
背景の太線のマス目が50mmです。
(1)の上に(2)より切り出した(2-1)、(2-2)、(2-3)を接着剤(ボンドGPクリヤー)で貼り付けました。
(a)の部分は後で階段を一段追加します。

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各パーツはコースターの角Rを基準にしてケガキ、カッターナイフで1~2mm位の深さまで切り込みを入れて・・・

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折り取るように切り離します。

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パーツの裏側に接着剤を付け・・・

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所定の位置のおいて軽く押しつけ、接着剤を半分相手に移します。
それを剥がして1~2分乾かします。
作業中の換気に気をつけましょう。

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もう一度貼り付けますが、今度は位置決めに充分注意をしてください。

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(2-1)(2-3)は(1)と合わせて3枚重ねになりますので、出来るだけ側面が凸凹にならないように貼り付けます。

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前に作った木と車をおいてみました。 こんな感じになります。.

白い小さな家(2) ベース材料・コルク

ジオラマ完成後の見栄えの良さに外装はかなり影響しますが、ここではジオラマ本体の製作が主ですので、出来るだけ手間のかからない素材を選びます。
なかでもコルクは質感や手触りがよく、仕上げは軽くニスを塗る程度でインテリアとしても結構いけると思います。
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このコルクはホームセンターのコルク売り場(?)で購入しました。最近はコルクを使う方が増えたのでしょうか、そのコーナーには円型のブロックやシート状のもなど各種そろえてありました。
(A) コルクブロック 90x90x90mm
(B) コルクブロック 90x90x50mm
(C) コルクブロック 90x90x10mm
(D) コルクペットNo.26 94x94x5mm 4枚入り
(E) コルクペットNo.28 94x94x8mm 2枚入り

ほかにインターネットショップで買えるところを探しました。

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写真右は コルクサイコロ 100x100x100mm
写真左は コルクコースター細目 角R 95x95x5mm

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これを組み合わせてみると上の写真のようになります。

白い小さな家(1) 計画

このブログ初めてのジオラマの製作です。
「デキタ~」という達成感をもっていただきやすいように小さなサイズを選びました。aim1_1834
アイデア帳の中のいくつかを合体して、下のイラストのようなものを作ります。

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照明があるとジオラマの楽しみがまた一つ広がりますが、工作には工具や基本的な電気の知識が必要です。
ここでは電気工作についての説明はいたしませんので、別の解説書などをお読みください。
また照明や台など付けずにミニジオラマだけでも充分お楽しみいただけます。

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上のイラスト左側は照明付き展示台です。
このような小さなジオラマは身近において楽しむことが多いと思いますので、目線を下げる意味でも台を付けました。(目線を下げるとより実感的に見えます)

イラスト右側はミニジオラマです。
ジオラマ製作を練習するには何度も作ることが良いと思いますので、いろいろなものに挑戦してみてください。
完成しましたら左の展示台に両面テープなどで取り付けます。

穴開け工具・ピンバイス

ジオラマに背の高い草や樹木を植えるにはベースに穴を開けなくてはなりません。BIM01_2353
上の写真はピンバイスという工具で、ドリルをチャックにくわえて回転させ手動で穴を開けます。
左側がドリル、ピンバイスは径1.3mm~2.2mm用と、径2.3mm~3.2mm用です

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上はその分解写真です。
必要に応じて右側のチャックと左側のチャックを使い分けます。

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通常は組み立てた状態にしたまま使用します。
ドリルの取り付けは、先端キャップを締めることによりチャックを絞って固定します。

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穴開け位置にドリルを当て、手の平で(A)のように軽く押して立てます。

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親指と人差指または中指で摘むように持ち、(B)と(C)で回転を与え穴を開けます。
一度に1回転弱くらいしか回せないので、何度も(B)と(C)を持ち替えて少しずつ開けていきます。

BIM06_2367
ピンバイスを最初の位置に保つのに少しこつが必要ですが、慣れればきれいなあなを開けることができます。
ピンバイスはこの他にもいろいろ種類がありますので、こちらも参考にしてみてください。.

背の高い草を作る

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これから作る草の完成写真を先にご覧ください。
後ろの人形は高さ20mm、1/87縮尺ですので実際の身長は約174cmです。
数字は使用材料を示し、次の写真の材料番号に対応しています。

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(1)・・・麻ロープを染め粉で染めたもの。
(2)(2a)(2b)・・・ラフィア、 ヤシの葉で作った天然素材のリボン
(3)・・・ビニールひも
(1)は一般的な麻ロープ、繊維は髪の毛より少し太い感じのものです。BDY03-2_2
(1)の色付けはダイロンの34番を使用しました。
黄色、茶色などもありますし混色も出来ます。

(1)の麻繊維を使って草を作る
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長さ5~6cmに切ってほぐします。

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麻繊維の本数は適当に調整し、二つ折りにします。

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U字形にした糸を麻繊維に重ねて持ち、A部より巻きはじめ5巻きぐらい巻いたところで持ち替え、黄色の輪に巻き終わりの糸Bを通していっぱいに引き、Cを引いて黄色点線の輪を絞ってBの糸を止めます。
もちろん巻き始めと巻き終わりを結んで止めてもOKです。

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根本をもって左右に広げ、また円周方向にも分散させ中心部をよく圧して開き癖を付けます。

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中心に木工ボンド原液を塗って・・・
(瞬間接着剤1滴でも良いです)

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逆さまにして乾かします。

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開いた繊維を親指の腹と人差し指の爪にはさんで、しごきながら立ち上げると

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こんな感じになります。
爪を使わないときはピンセットなどでしごいても良いです。

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先から根本に向かってハサミを入れ形を整えて・・・

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出来上がりです。

(2)のラフィアを使って草を作る
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二つ折りにして根本を縛り・・・

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必要な長さに切ります。

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根本を押さえながらカッターナイフを引いて切り込みを入れます。
草の軸線に対して少し左右に角度を付けながら引き、時々回転させて切る場所を変えると・・・

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こんな感じになります。
カッターナイフの操作には充分ご注意ください。何個も作っていると慣れてしまって鉛筆かなにかを握っているような気軽な感覚になってしまうことがありますので・・・

危険を感じたときは、ハサミなどを使ってもOKです。

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広げて中心に木工ボンド原液を塗り・・・

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裏返して乾かし・・・

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指先でしごいてカールを付け・・・

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ハサミを入れて形を整えて・・・

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完成です。
(3)ビニールひもは(2)と同じ作り方ですので省略します。

樹木を作る(その2)

画像

樹木キットの中に入っていたプラスチック製の幹を使って作ります。BIM01_2044
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二股に分かれているところを持ってネジリます。
捩った位置より少し戻ったところで止まりますので、これを繰り返します。
曲げについても同様です。

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中心が幹平面を横から見たところです。手前の左右に分かれている太枝が上の写真の右手で摘んでいる二股の部分です。

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小枝フォーリッジを丁寧にほぐして・・・

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太枝先端の二股部分に瞬間接着剤で付けていきます。
瞬間と言ってもすぐに固まるわけではないので、少しの間押さえていなければなりません。
小枝フォーリッジの根本部分を少し長めに切って、押さえるところと付けるところを分けると良いと思います。

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これで完成ですが今回は幹に塗装はしませんでした。
それと写真撮影後に気がついたのですが、(a)部分に小枝がないのは不自然な気がしますので、右側のように後で追加しておきます。

おまけの画像

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小枝フォーリッジをほぐした状態がこんな感じです。
このままでも小さな木として充分使えそうですね。 .

樹木を作る(その1)

樹木には銅線を捩った自作のものや完成品などその他いろいろありますが、この作例ではウッドランドシーニック社(米国)樹木製作キットのファインフォーリッジF1132を使ってみたいと思います。
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パッケージの大きさは約縦24x横17x深さ5cm位です。

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内容はパッケージの裏に書かれた説明書とプラスチック製の樹木(1個)とドライフラワーの小枝に絡めて接着されたフォーリッジ(スポンジ粒)で構成されています。

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この小枝フォーリッジをていねいにほぐします。

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ところどころに上の写真のような接着剤の固まりがあるので、妻楊枝などで除きます。BIM07_1967
幹の最上部に小枝を接着します。

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太い枝を付けるときは、あらかじめ銅線などで仮止めして木工ボンドなどを塗るとやりやすいです。

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かなり小枝が付きましたので、これから形を整えます。

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葉の外に突きだしている棒状の枝などは、ハサミで根本より切取 っておきます。
周りも刈り込んで、奥の方も固まりが目立つようなところは取り除きます。

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小枝のないところは、別の小枝を接着します。

 

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左側は正面よりみたところ、右側は側面よりみた形状です。
出来るだけ背景に近づけて配置したいので、裏側は切り落としています。.

 

発泡スチロール彫刻具

発泡スチロールを成形するとき小さな粒状のかけらがたくさん出ます。
これには静電気が発生していて処理に困ります。
そこで成形しながらその粒を掃除機に吸い込むというホース先端ノズルを作りました。BIM01_1884
上の写真は掃除機のホースなどをつなぐアダプターです。
左端から約20mmのところに4mm径の穴を開け、その先にV字型の溝を彫ります。
これを円周上に3ヶ所作ります。(もっと多くても可)

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ここに長さ38mmの釘をはめ込み・・・
(ビニールテープで巻く前にエポキシ接着剤などで固定しておくと良いです。)

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その釘の上をビニールテープで巻いて固定します。
釘の先は思った以上に鋭いので、充分ご注意ください。
ヤスリなどで先端を少しスリ落としておくことをおすすめします。

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このノズルを掃除機に取り付けて・・・

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発泡スチロールを釘先で崩しながら吸い取っていきます。
釘の長さはもう少し長くても良いと思います。.

地面・道路素材の中に小石、小岩を作る

地面や舗装されていない道路の表現に使う素材を作ります。BIM01_1870
サンドシェルによって固められたベース表面に、粘土粉、砥石粉、砥の粉などの粉末をすり込みます。
その上に色の違う粉を擦り付けてニュアンスを付けます。最後に霧吹きで水をかけたり、ボンド水溶液をかけて固めます。

粘土粉の厚みやベースの状態により乾燥後小さなひび割れができることがありますが、これには上から粘土粉を擦り込んで水やボンド水溶液をかけておきます。
初期段階の補修をした後はほとんどひび割は起こりません。

上の写真は地面や道路の表面素材の一部ですが、使用目的が本来の使い方ではありませんので、ほとんどその色で選んでいます。
左から、蛙目(ガイロメ)粘土、砥石粉(トイシコ)、地之粉(ジノコ)、砥の粉(トノコ)赤口(アカグチ)です。
この記事を書くに当たって、どこか少量通販をしているところは?と探したところ、
こちらを見つけました。
早速購入してみたものが下の写真です。

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パッケージがしっかりしていて、とても良いものでした。
左が蛙目粘土、右が木節(キブシ)粘土で共に1kg入りです。

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地面や道路に含まれる小石・小岩の作り方

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まず容器に木工ボンド水溶液を入れます。

ここに薄く溶いたアクリル絵の具などを混ぜると、小石や小岩に色を付けることが出来ます。 (3.2.追記)) 

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その中に蛙目粘土を入れます。

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割り箸などでだいたいかき回した後、指で練りますが・・・

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水気が足りないようでしたら木工ボンド水溶液を少し入れます。

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粘りが出るくらいまで練ったら小さくちぎって乾燥させます。

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乾いたものを百円ショップで買ったすり鉢などで砕いて・・・

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すり潰し角に丸みを与えます。
このあたりは表現する情景や縮尺により適宜調整します。

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出来た小石や小岩に蛙目粘土の粉を加えて・・・

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容器に入れて保存します。
小石や小岩を作るのは粘土質のものの方が良いです。
砥石粉、地之粉、砥の粉などを使うときは木工ボンド水溶液を濃いめにしなければなりません。

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サンドシェルベースの上に小石・小岩入り粘土粉を擦り込み、別の色の粉素材でニュアンスをつけて、木工ボンド水溶液で固めたものが上の写真です。.

サンドシェル技法の説明

サンドシェル(sand shell)とは、砂で作った硬い卵の殻のようなものを表し、発泡スチロールと木工ボンドと砂で作る立体造形物の外皮をいう造語です。AFH00018a
この写真はHOn 9mmのレイアウトの一部です。 左側の切り立つ岩壁は、発泡スチロールをカッターナイフと-ドライバーを使って彫刻しその表面を木工ボンドと砂で固めました。

AFH00024b
これは上の写真の左カーブにさしかかるところの拡大写真です。 この付近の断面を下の
イラストでご説明します。

DIMG_1830d
薄いグレーの部分は発泡スチロールです。線路を敷いたベニヤ板を境に上下に分けて作りました。 下はベニヤ板を乗せる部分とその右側の川および対岸の崖です。
上は岩壁部分ですが、これは別に作って完成後ベニヤ板に乗せて接着し、小石の部分で一体化して完成させます。
右上の図は岩壁の拡大図です。 発泡スチロールは、カッターナイフと-ドライバーを使って彫刻し、その表面に木工ボンド原液を筆で塗ります。
ここに砂をかけますが丁寧にパラパラと撒く必要はありません。
片手か両手ですくって一度にかけます。 砂をかけるときは壁面をできるだけ水平にします。
そのためにも大きな岩壁などはレイアウト本体と分けて製作するのは都合がいいです。 かけた砂を上から軽く押してから発泡スチロールを裏返して新聞紙などの上に落とします。
この落とした砂は集めて次の行程でまた使用します。 木工ボンドが乾き始める前に砂をかけなければならないため、一回の行程での作業範囲は幅10cmぐらいです。
木工ボンド表面に付いた砂の層はごく薄いですが、乾くとカリカリになりかなりの強度があります。
乾燥後 この上から粒の小さい色砂でニュアンスをつけたり、カラーパウダーを撒いたりしてボンド水溶液をかけて固め
ます。

AFH00025a
完成後岩壁を改造をすることができます。
上の写真は説明のため岩壁の中央部をフォトショップで加工したものですが、岩を切断したり移設したりすることは後で大変役に立ちます。
参考として 発泡スチロール芯材の検証検証部分の修復白頭鷲の止まる岩(2)をご覧ください。