砂浜の流木(12) 背景を取り付け・完成

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背景写真をt3mmのスチレンボードに貼り、側面厚み部分を黒に塗ってベースブロックの背面に貼りました。

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Photo by (c)Tomo.Yun  http://www.yunphoto.net
写真は こちらの画像を使わせていただきました。 夏の空にモクモクと湧上がる力強い入道雲です。

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良いところを選んで切り取り、幅を合わせて水平線を描き込みます。 今回は水平線が防風柵にほとんど隠れてしまいますので、簡単に描いておけば良いと思います。
背景なのであまり鮮やか過ぎるのも良くありません。 今回は、秋になって少しは涼しい風が吹くようになった事もあって白黒写真にしてみました。
加工はフォトショップを使用しています。
これで [砂浜の流木]  は完成です。

砂浜の流木(11) 漂着物を置く

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きれいな砂丘も良い物ですが、ここでは少し漂着物などを配置してみます。
この夏の始めに神奈川県三浦半島の海岸に遊びに行きました。 そのとき海岸に打ち上げられた海藻を拾ってきましたので、良い形の部分を選んで配置してみました。
この海藻を干す時には洗ったりしないで、砂の塊や白いコケのような物もそのまま乾燥させておきます。

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海岸には よく見ますとジオラマに使えそうな物がたくさん漂着していますので、探してみるのも楽しいです。

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落ち葉なども手で揉んで細かくしたものを、バランス良く配置し・・・

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上から木工ボンド水溶液をかけます。

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これはコスモスの枯れ葉ですが、こういう物でも配置してみますと・・・

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なにか雰囲気が出てきますね。
取り付けは木工ボンド原液を妻楊枝などで付けて、砂の上に乗せて・・・

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接着剤が乾きましたら、粘土粉を筆先に付けて 配置した漂着物の上から まぶしておきます。

砂浜の流木(10) 砂表面の仕上げ

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草の高さを剪定します。 この時ハサミは上から草の根本に向かって 差込むように入れると良いです。

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外周稜線部分の砂が接着されていないところ(A部分)に 木工ボンドを塗って砂をかけ、補修しておきます。

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今まで使用した砂は(B)の明るいグレーの砂のみでしたが、変化を付けるために 少し色の違う(C)の砂を、様子を見ながら撒いてみます。

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ここで(C)砂の撒き方がうまくいかなかった時は、少し硬めの筆などではらい落して もう一度まき直します。

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この砂を固定するのに また木工ボンド水溶液をかけます。
スプレーで全体に吹付けても良いのですが、スプレーの風で砂が移動してしまうこともありますので、瞬間接着剤用の細いノズルを取り付けて 一滴ずつ必要な場所に落しました。
細いノズルの取り付けは熱であぶって、赤いキャップにはめ込み 上からセロテープを巻いて固定します。

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ここまでの作業が終わって、乾燥した状態がこの写真です。

砂浜の流木(9) 砂の表面

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木工ボンドが乾燥しましたら 草の形を整え、中心部のスリバチ状の穴に・・・

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砂をパラパラと落とし入れます。
その他の 砂が薄い部分にもまいて全体がOKとなりましたら・・・

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木工ボンド水溶液を吹きかけます。

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全体が乾いた状態が このようになりました。

砂浜の流木(8) 流木・草・ビンの取付

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砂浜の下地(石粉粘土)が乾きましたら表面に砂を接着します。
木工ボンド原液に水1割位を加えてよく混ぜ、穴の中は除いて表面に塗ります。

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塗った接着剤の上に砂をかけます。 この作業は手早く行ないたいので、上から容器ごと振りかけます。
ここでは珪砂6号を薄くグレーに着色して使用しましたが、ジオラマ用市販の砂で もちろんOKです。
粒の大きさは それぞれのジオラマに合わせて選んで下さい。

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上から撒いた余分な砂を、ベースを逆さにして払い落しますと、必ずと言って良いくらい(a)部分のような 砂の接着しない部分が出来てしまいます。
(b)穴は防風柵を差込む穴、(c)穴は草を植える穴です。

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上の写真の(a)部分には もう一度木工ボンドを塗って、指でつまんだ 砂をパラパラと撒いて修復しておきましょう。
乾燥後(B)穴は少し広げ、(C)穴はカッターナイフなどで すり鉢状に広げて、中央部分に竹串などを刺して 草の根元を差込む穴を明けます。

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それぞれの部品に木工ボンドを付けて、穴に差込んだ状態がこのようになります。

砂浜の流木(7) 砂浜の下地

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発泡スチロールの表面に、あらかじめ防風柵、流木、ビンなどを埋め込むための凹みを作っておきます。
この凹みを埋めるように粘土で表面をなだらかに成形して行きますが、粘土を乗せる前に木工ボンドを塗っておきましょう。
作業は2回に分けて行なうため、とりあえず上半分に塗ります。
この木工ボンドは原液の量の1割り位の水で薄めた物を使いました。

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砂浜の下地を成形する材料は、パジコ社のプルミエ(Premier)という軽量石粉粘土を使用しました。
これを幅4cm位にカッターナイフで切り出し、粘りが出るまでよく錬って下さい。

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直径3cm位に丸めた粘土を乗せ、指で発泡スチロールに押しつけながら伸ばしてゆきます。

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下半分にも木工ボンドを塗り、粘土を追加しながら 穴を埋めるように なだらかに成形します。

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こんな感じに砂浜の表面を作りました。
右側の粘土の塊が余ってしまいましたが、これはパッケージの袋に戻して口をテープでふさぎ、さらにビニール袋などに入れて密閉しておけば また次の機会に使えます。
また錬った時の硬さは水を混ぜて調節することが出来ます。

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防風柵、流木、ビンなどを、それぞれの位置に埋め込んで様子を見ましょう。
良いようでしたら 草を植える位置にボールペンなどで穴を明けます。

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この時(A)部分のように穴の縁が盛り上がってしまうことがありますが、この盛り上がり部分は粘土がまだ軟らかいうちに、指で押したりしておくと良いです。

砂浜の流木(6) 防風柵の塗装(その2)

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柵を互いに繋げている針金を塗装します。
塗料はセラムコートの茶No.02583 濃いめの錆色に使いました。

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白ペンキを剥がしたところに ウエザリングとして、地色より明るいグレーを塗ります。
はみ出してもかまいません。

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塗ってから5秒位のうちに水で湿らせたティッシュペーパーを丸めて拭き取ります。
白ペンキ部分にも薄いグレーが残りますので、拭き取り加減でウエザリング効果があります。

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柵の上部にも 潮風にさらされたようなウエザリングを行ないます。 #40~#60位のサンドペーパーで柵の先端を荒らします。

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荒れた表面に薄いグレー色を染みこませて・・・

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水で湿らせたティッシュペーパーを丸めて拭き取ります。

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柵の上部はこんな感じになりました。

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これが柵全体の仕上がり具合です。 中の一本を折取って見ました。

砂浜の流木(5) 防風柵の塗装(その1)

防風柵は潮風に晒される消耗品ということもあって あまり塗装はされていないようです。 広い範囲の柵なので、その塗装費用も大変なのかも知れません。
ここではバルサ材を使用した造形物に塗装する一例として セラムコートの白色を塗って見ました。

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まず最初に木肌の地色としてセラムコートのストームグレーNo.02542を全体に塗って乾かしておきます。
次にワシンの水性つや消しニスを うすめ液で薄めて全体に塗って乾かします。
このニスが乾きますと硬い皮膜ができますので 軟らかいバルサ材の保護膜にもなりますし、上に塗る塗料の染込みも防ぎます。
別な方法として 水性つや消しニスにあらかじめ水性ステインを調色して混ぜておき、色付きニスとして塗っても良いです。

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木肌色の上に塗る白色ペンキ(セラムコートの白色)が 所々剥がれた状態を表現するため、石けん水を塗ります。
適当な空容器に少しの水と石けんを入れ、水を筆に含ませ石けんをこすって溶かします。

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この石けん液を柵全体に塗って乾かします

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次に全体にセラムコートの白色No.02505を塗って乾かします。

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白色が乾きましたら セロテープを貼って静かに剥がしますが 石けん膜のばらつきによって 剥がれるところがムラになります。
またセロテープ押しつけ強さにも影響されますので 少しずつ進めます。

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こんな感じに仕上がりました。 少し木肌の地色が暗すぎと感じた時は 上から明るい色を筆塗りします。

砂浜の流木(4) 流木の塗装

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近くの林の中から拾ってきた倒木の根を使いました。 長い間海水に晒された木は、表面の色がグレーに変色しているものがたくさんありますので ここではセラムコートで塗装してみます。 塗料はプラモデル用の塗料でも良いと思います。
色はクエーカーグレー No.02057を使用しました。
絵の具は原木の茶色が少し透けて見える程度の濃さに調整します。 薄すぎると感じましたら 乾いてからもう一度塗り重ねると良いです。

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全体に塗り終えて 乾いた状態がこんな感じです。AIMG_2091a
溝の中は絵の具がたまって不透明になっていますが、山の部分は原木の茶色が少し透けている状態です。

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溝に陰を付けるため、セラムコートの ストームグレーNo.02057を薄く溶いて流し込みました。乾かないうちに境目に ティッシュペーパーを丸めて押しつけ ぼかしておきます。

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塗装を終えたものと原木を並べてみました。 原木のままジオラマに組み込んでも良いですが、できれば塗装した方が違和感なく周りの雰囲気に融け込めると思います。

砂浜の流木(3) 防風柵を作る

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前回描いたイラストに寸法を記入してみますと、概略上図のようになります。
その寸法を参考にして、1.5mm厚のバルサ板をケガキ・・・

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カッターで細く切断して、中央部の太線を切り離して使用します。

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中央部分をつまんで その上下を 0.4mm径の銅線を捩って、編み込みます 。

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長くなって先端に指先が届かなくなりましたら、元の部分を丸めたりして支えても良いです。

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イラスト図面に乗せてみて形を整え、 両サイド4ヶ所の銅線は切断します。

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危険のないように裏側に丸めておきましょう。

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これを裏返して高粘度瞬間接着剤で背面のバルサ板と銅線を固定します。 3ヵ所の杭は先端を尖らせておきます。

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防風柵を取り付ける位置にドライバーなどで穴を明け、仮に取り付けてみます。