「アメリカン・ジャズバー(10)」 床板-2

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同じ幅でバルサ板を切りだすための治具(ガイド)を作ります。
(A)の部分に切断するバルサを当てます。(B)の部分には定規を当てますのでここは2枚重ねにして、高さ4mmにします。

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写真の様な態勢で切断しますが、最初はあまり力を入れず軽く筋を付ける程度にして、刃先が定規に乗り上げないように注意してください。

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必要な量より少し多めに切りだしました。

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先に貼る位置をマークし、輪郭内側に木工ボンドを絞り出してください。

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全体に貼った状態はこんな感じです。接着剤が乾くまでの固定の仕方はいろいろあると思いますが、私は作業台に釘を打って止めています。

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乾いたものを裏替えして(B)の部分をカッターナイフのフリーハンドでカットし、ペーパーをかけると(A)のようになります。

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表面の凹凸もペーパーをかけて仕上げておきます。

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次に裏側に角材で補強を入れます。
ここでは中央に10x10mm、上下に8x8mmのヒノキ材を入れましたが、同じサイズの方がよいと思います。 周囲は10mmほど開けておきましょう。

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接着剤が乾くまで打った釘穴は、表面を軽くペーペーがけして置きます。
下塗りの塗装でほとんど目立たなくなりますが、気になるようでしたら楊枝の先などを使ってパテ埋めをします。

「アメリカン・ジャズバー(9)」 床板-1

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ベニヤ板2.5mm厚を図のように加工し、黄色の部分にバルサ2mm厚、幅15~20mmに切断した床板を貼ります。(図面を変更しました。’14.12.19)

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図面の寸法を見ながらセンター十字をケガきます。
Rを描くにはコンパスがない場合、センターのピンと細長い厚紙で描いてください。

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まず作業板と床板ベニヤ板の間に段ボール板を挟んで置きます。
円切りカッターの中心は、針先を当てるだけで無く、軸まで差し込むためにドリルで穴をあけます。

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開けた中心の穴に円切りカッターの針先を挿入し、左手でセンターを押さえます。
右手で軽く何度か往復させて刃先を貫通させ少しずつ移動し半円を切断してください。

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左右の半円を切りましたら、直線部分を切断して切り抜きます。

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次に切り抜いた床板を基準にして、ベースパネル上板に人形を置く位置をマークします。
このときのベースパネル上の位置決めは、ベースパネルの製作の項でご説明します。

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写真上が建屋床板、下のマーキングが終わった板がベースパネルの上板です。
このマークの位置がリトルジャマーの台を置く位置になります。

「アメリカン・ジャズバー(8)」 背面パネル

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次は建屋後ろの壁板を作ります。
ラワンベニヤt2.5x262x780板の中に、窓二個所100x125角穴を切り抜きます。
裏側(外側)外周と手前側下から高さ58mm位置にヒノキ角材10x10mmを接着してください。
図面中茶色の部分は室内壁の羽目板になりますので、バルサt2を幅約20mmに切ったものを貼ります。

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図面の点線部分は裏側に貼った10x10の角材、上の写真の10x10の角材は、床板を乗せる角材です。
また窓を切り抜いた周囲には2x5のヒノキ角材を貼っておきます。

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裏側に角材を木工ボンドで接着する時、作業用ベース板(15mm厚、桐集成材)に細釘を打ち付けて乾燥させます。

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薄いベニヤ板も角材の補強骨が接着されることにより しっかりしてきますので、表面の化粧として2mm厚バルサ板を貼ります。木工ボンドのノズルの先にセロテープを巻いて(A) 先を細くしたものを使うとよいです。
接着剤は写真のように全面に塗らないようにすると、水分でバルサ板が反ったりするのを防ぎます。

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隙間は0.5mm位、眼見当で貼って行きますが、少しずつ斜めになってしまうのを防ぐために
あらかじめ引いたガイドの線を基準にしてください。

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貼り付けが完成するとこんな感じです。

「アメリカン・ジャズバー(7)」 側面パネル

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この図面は建物向かって左側の側面パネルです。
左右の図は同じ部品の外側と内側を並べて描いています。
外側・羽目板の押し縁の間隔は大まかです。基準としてテラスの開口部や窓の角穴部分を等分して、それぞれの間をまた何等分かするというような決め方で良いと思います。
右側の図面は内側を示します。取り付けた角材はすべてヒノキ10x10mmです。
屋根頂点の10mm隙間は、屋根上看板の取り付け足を差し込む部分ですので、狭すぎないように注意します。
屋根の勾配部分の三角の端材(a)は、屋根周りの角材に角度を付けて切断する時の型板に使ってください。

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側板外形寸法340x303mmに切断した2.5mm厚ラワンベニヤにケガキ線を入れ、不要部分を切り取ります。
押し縁を貼るための3mm幅マークを 全面に記入していますが、片側の線1本のみでもOKです。

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裏側の角材を切り出す時に、上の図面(a)部分の端材を当て型にして使います。

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切断ガイドに角材を乗せ、左側より型板を押し込み、角材と切断ガイドで挟むように固定して切断します。

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左側面パネルの内面はこんな感じに仕上がりました。
右側パネルは上の写真に向かい合わせて同じ寸法のもの(勝手反対)ですが、窓はありません。
下から二段目の角材に床板が乗ることになります。
次は表側に開口部の縁回しと、幅3mmの押し縁の接着です。

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窓とテラス部分の開口部と下の縁にヒノキ2x5平角材で縁回しを接着します。

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ヒノキ角材乾燥後、押し縁2x3をバルサ板より切りだして木工ボンドにより接着しますが、押さえのテープなどはなくても大丈夫です。
乾くまでに浮き上がったりするようでしたら軽い重石でも載せておくとよいと思います。
(a)部分はポスターを貼るつもりで、あらかじめ押し縁を切断しておきました。

「アメリカン・ジャズバー(6)」 前面パネル-2

141023a 羽目板の板と板の間に被せる押し縁を2mm厚のバルサ板から切り出します。 141023b 細切りした押し縁に木工ボンドを塗るためには、ノズルが少し太すぎますので セロテープなどを巻いて細くしておきます。 141023c 2~3本貼るごとにハミ出た木工ボンドは掻き取っておきましよう。 141023d 押し縁の接着が終わりましたら、中央開口部の下側角材を切断し・・・ 1410109e 上に3ヶ所屋根を受ける角材を接着して完成です。

「アメリカン・ジャズバー(5)」 前面パネル-1

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次は室内とテラスの間のパネルの製作です。
ベースになる板は シナ合板等の方が加工しやすいのですが、表面のざらつきが 感じいいので私は 厚さ2.5mmのラワンのベニヤ板を使用しています。
図面のように輪郭を加工し、窓部100x125mmの角穴を左右に開けます。
上の角材3ヶ所は屋根の支えです。

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ラワン合板t2.5mmの輪郭をケガいて切断し、窓の角穴を切り抜きます。

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切断した後は端材にサンドペーパーを貼り付けたヤスリで仕上げておきます。

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裏返して作業台に乗せ、上下にヒノキ10x10mm角材、縦に8x8mm角材を木工ボンドで接着します。
位置決めしたら細クギを打ちますが、頭は少し上げた状態にしてニッパーなどで抜きやすくしておきましょう。

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背面補強角材の木工ボンドが乾きましたら裏返えして、表面に窓枠を接着します。
ヒノキ角材5x2mmと8x3mmを使用しました。

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木工ボンドが乾くまでマスキングテープなどを使って固定しておきます。
強くテープを引きますと 乾くまでに横にずれてしまうことがあるので、注意が必要です。

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背面補強と窓枠の接着、羽目板の押し縁のケガキまで 出来ました。
中央開口部の下側の角材は、完成後ノコギリで切断します。

「アメリカン・ジャズバー(4)」 テラスの手摺-3

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最初に治具板を白ボール紙などの厚紙で作ります。
両サイドの(a)部分が10×10mmの柱の位置、中央上下部分が支柱4本をとめる位置、その4ケ所に両面テープを貼ります。
(c)の切り欠きは柱に接着剤を付けた時、ハミ出て治具板まで貼りつけないようにするための逃げです。
(b)の線は柱の下端をそろえるガイドラインで、仮止めしています。

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手摺の柱は片側4本、計8本使用します。
目の細かなノコギリなどで切ってもよいですが、私はチョッパーカッターで切断しました。

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治具板の両面テープに4本接着しましたら、下端ガイドラインの紙は仮止めをはずし・・・

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裏替えして木工ボンドを塗ります。
ボンド容器のノズルは、この部分に使うには少し太めなので、先端にセロテープを巻いて細くすると使いやすいです。

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治具の両端を柱に軽く押しつけ、支柱の下部を接着します。
そのあと下から順番に桟などを貼りつけ乾くのを待ちます。
幅2~3mmの所に接着剤を塗るので、はみ出さないように少なめに塗る傾向がありますが、後で拭き取ればよい位の感じで、多めに付けたほうがいいです。
ニス仕上げですとそうは行きませんが、この場合は上から塗装しますので問題はないと思います。

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接着剤が乾いたら、治具にした厚紙を静かに剥がして・・・

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これでテラスの手摺は完成です。塗装は後で他のパーツと一緒に作業します。

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接着剤が乾燥しましたら、ニッパーを使って釘を抜きます。 抜き忘れがあるのに気が付かず治具から無理に持ち上げると、他の部分にダメージを与えますので注意が必要です。 この釘のサイズは径1mm長さ22mmのものです。

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釘を抜き終わったら静かに持ち上げますが、接着剤がハミ出て乾いたりした部分は丁寧にはずします。 写真は全体に1cmほど持ち上げた状態です。ここまでくれば大丈夫ですね。

今まで裏側から釘を打った状態でしたので、裏返して表側に(a)角材5x5を接着します。 計画では8x4を使う予定でしたが実際に当ててみると弱い感じでしたので変更しました。 ここは実際の強度にあまり関係はないので、見た目ということです。 (b)の穴は治具に固定したときに使った釘穴です。このまま塗装すると目立ちますので後でサンドペーパーをかけておきます。

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次に階段を取り付けます。 踏み板を支える側板を3枚左右と中央に接着し、上段の(a)板を隙間(b)に差し込んで接着します。

「アメリカン・ジャズバー(2)」 テラスの手摺-1

まず最初に建家前面のテラスに取り付けられた、柱骨組み、手摺、階段を一体に製作します。

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この図面は参考図です。
実際に私が製作に使用しているものですが、図面の書き方として正しくないところもありますので、製作途中の写真なども見ながら判断してください。

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まず治具板を製作します。製作するものの外形寸法より少し大きめの板に骨組み形状を現寸で書きます。
接合部分の木工ボンドがハミ出て板に付くのを防ぐため必要個所にテープを貼ってください。
私は位置決めの駒を要所に取り付けていますが、一台だけの製作でしたら不要です。
また板に直接記入したくない場合はグラフ用紙などをテープでとめて、その上に現寸図を描いても良いと思います。

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檜角材10×10を所要の長さに切って端面に木工ボンドを付け、現寸図に細釘で固定します。

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上の写真は、下から順に使う材料を置いてみました。
図面と照らし合わせてみてください。

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下の横格子と床板を乗せる檜10x10材の間に、階段の踏み板が差し込まれるので、仮にスペーサーとして置いてあります。

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これが階段用部品で、踏み板3段分とそれを支える側板三枚になります。

「アメリカン・ジャズバー(1)」

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この「アメリカン・ジャズバー」は、私のホームページ、FB、ブログに色々な写真を載せてしまい、お客様はどれが標準仕様なのか分からない状態になってしまいました。

今回、九州のS様ご注文の製作を開始するに当たり、今までの改良点、変更点等を取り入れて図面を修正いたしました。
これからその製作過程を順次このブログに載せてゆきますので、ご覧下さい。
この「アメリカン・ジャズバー」そのものを製作するには、資料が不足だとは思いますが、バーの部分とフロアーを使ってビリヤード台を置くとかジュークボックスの下にスピーカーを置いて音楽を流すとか、リトルジャマーをお持ちでない方も楽しめる家を作る参考にしていただけたら嬉しいです。
周りの小物は12分の1縮尺のドールハウスの部品が使えますので、ネットを見ながらの部品探しも楽しめます。
それではどうぞよろしくお願いいたします。